県議会報告

松井拓夫の県議会での活動報告です。

2月定例議会自民党県政会代表質問より

ふるさとの力を結集した地方創生について

Q.[1]今後の地方創生の実現に向けて自立した財源をどう確保していくのか、知事の決意を伺う。
A.

人口減少問題は、あらゆる分野にかかわる長期的な課題であり、地方の実情に応じた創意工夫による地方創生が実現できるよう、まずは国において必要な財政措置が講ぜられるべきであります。
 国は、補正予算に地方創生先行型の交付金を盛り込み、28年度からは本格実施する。また、来年度予算において地方創生に必要な経費を交付税措置することとしております。継続的かつ十分に講じられるよう、県としてはもとよりですが、引き続き全国知事会等を通して要望していかなければなりません。
 福井県としては、人口対策以外にも、北陸新幹線や中部縦貫自動車道などの本格化する大型プロジェクトが控えており、これらの多くは国等からの財源の確保が幸い見込まれているところでありまして、このことがまた、人口問題にも対応できる予算になっていると思っております。そうした中で、県として、行財政改革実行プランの実施により、通常債の残高を22年度末で比べますと、1千億円減少させているところであり、今後の財政需要に備え、長期財政収支見通しを参考に健全財政を維持しながら、既存事業の見直し徹底、選択と集中を図り、必要な財源を確保していきたいと考えます。

Q.[2]県内の大学生等の就職の現状を伺うとともに、大学生等の希望に応える雇用対策について、知事の所見を伺う。
A.

県内企業120社に対して聞取り調査をしたところでありますが、今年4月の120社の大卒採用は、昨年末時点で、計画に対して確保ができているのは約7割であります。3割、約250人近くが採れていないということになります。
 国内外でのシェアが上位の製品やオンリーワン技術を持つ企業で、この中には医薬品の企業や電気材の企業などがたくさんありますが、その存在とか仕事の内容が十分若い人たちに知られていないという悩みもあるり、人材確保ができないケースがあると聞いております。
 一方、学生のほうは、大学で学んだ知識とかいろんな技術を活かしたいということで、ここにギャップがあるわけです。
 そこで、県としては、28年4月の採用に向けまして、合同企業説明会を3月、6月の2回開き、マッチング機会を充実させることにいたします。その際、福井と東京における生活に要する詳細な経費は、出し入れ全て、あらゆるお金、その他のものを、詳細に比較をして、若い人たちにデータとしてわかってもらえるよう、どこまで実現できるか、やってみようかと思っております。
 また、企画商品、研究、国際業務などの具体的な仕事の内容を学生に紹介するとともに、大学生の間から県内企業の商品開発に参加する仕組みや、また企業の本社機能の誘致についても積極的に進めて参ります。

Q.[3]地方版総合戦略の策定とその推進に当たり、県はどのように取り組むのか、知事の所見を伺う。
A.

福井県としては、高い出生率、また子どもに対する教育など、全国トップクラスの子育て環境にあります。また、これらを地域でサポートするつながり力、また豊かな資源もあります。
 こうした特色を活かし、先進的な政策をいち早く進めるには、今回の補正、また当初予算でお願いしておりますが、迷惑ありがた縁結び活動の職場への拡大、新3人っ子応援プロジェクト、人材育成とセットで行う農林水産業等の振興を先行して実施します。
 戦略の策定・推進にあたりましては、県民のみなさまをはじめ、市町との協議、産業界、大学、金融機関など、様々な立場の人たちの総力を挙げて、総合力で対応することが重要であります。
 各市町において作ります戦略とともに十分連携をし、子育て支援やUIターンなど実効性のある対策を推進してまいります。

Q.[4]
A.

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中部縦貫自動車道について

Q.[1]永平寺大野道路を活用した奥越地域への観光誘客について、2年後の全線開通までの対策を知事に伺う。
A.

奥越地域については、ご指摘にもございましたが、恐竜博物館、勝山平泉寺、大野まちなか、スキージャム勝山など、数十万の誘客ができる、人気観光スポットがあります。2年後の永平寺大野道路の全線開通は、嶺南地域をはじめ、北陸、中京・関西からの誘客拡大を図る機会であります。早急に観光地のレベルアップを急ぎたいと思っております。
 このため、なお、十分なポテンシャルがありますがこれを発揮できていない部分としては奥越高原地域の再整備を早急に急ぎ、またスキージャムの夏場利用、冬期の交通手段確保などにより、法恩寺山麓、九頭竜湖周辺の通年型アウトドア観光、スポーツなどを広げるほか、収穫体験、山の暮らしなど奥越の資源を活かしたツアーを充実してまいります。
 また、これからさらに油坂峠までの中部縦貫道の整備が、5年ないし10年近くかけて行われるわけでありますが、このトンネルのルートは、ちょうど、恐竜やアンモナイトが出る手取層を切断するルートになっておりますので、工事で掘削された岩石から、様々なものが発見できることが一種の発掘体験でありますので、そういう体制を整え、観光の一つの目玉になるかどうか、検討してまいりたいと考えております。

Q.[2]大野油坂道路の大野ー大野東間について、今後の事業化の見込みを伺う。
A.

大野油坂道路は、昨年から工事に着手をしており、北陸新幹線敦賀開業と合わせた全線開通のためには、大野ー大野東間約5㎞残っております。新規事業化が必要不可欠であります。
 早期に新規事業化が決定するよう、今月の10日に太田国交大臣等に、強くこの点を要望してまいりました。現在、国土交通省でこの大野ー大野東間の新規事業化について鋭意検討されていると理解しております。
 今後も、県議会、沿線市町長、経済界とともに、この早期全線開通について、全力で取り組んでまいります。

Q.[3]道の駅「結の故郷(仮称)」について、今後の整備と活用方針を伺う。
A.

平成27年1月30日に、大野市が設置の計画を進めている道の駅が、国土交通省の重点「道の駅」に選定され、国が重点支援することが表明されました。
 この道の駅は、中部縦貫自動車道の大野東IC付近に計画されていることから、中部縦貫自動車道のサービスエリアとしての機能、また、ここを出発点として大野市内の回遊を促す「越前おおのまるごと道の駅ビジョン」の核として整備することで、奥越地域の発展に貢献するものと期待しております。
 大野市は、この道の駅の整備にあたりまして
・市内全域の情報を発信するインフォメーションスペースの設置
・大野市内や荒島岳登山口などを回るシャトルバスやレンタル自転車の運営
・高速バスの停留所の設置
・広域防災拠点としての機能の整備
といった構想を持っており、県としてどのような支援が可能か、今後、大野市と協議していきたいと考えています。

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県境の国道416号の整備について

Q.[1]国道416号の石川県境の交通不能区間について、工事の進捗状況と完成の見込みを伺う。
A.

国道416号は勝山市野向町横倉から石川県小松市新保町に至る大日峠付近の延長約4・3㎞が交通不能区間となっています。
 大日峠道路については、平成19年度から福井県が延長3・8㎞を約22億円で、平成18年度から石川県が2・5㎞を約18億円で事業着手しており、今年度末で、両県側とも約6割の進捗見込みとなっております。
 この区間は、地形が急峻で降雪量が多いことから施工の方法や期間が限られることに加え、想定より地盤が軟弱であったことなどから、両県側とも完成は平成28年度より約2年程度、遅くなる見込みでございます。
 今後も石川県側と連携・調整を図りながら、両県一体となり進捗を図り、できるだけ早く同時供用ができるよう努めて参ります。

Q.[2]未整備となっている県境の国道の状況と今後の整備方針を伺う。
A.

県が管理する県境の国道で未整備の区間は、157号温見峠付近の福井県側約13㎞、岐阜県側約24㎞と365号 栃ノ木峠付近の福井県側約4㎞の2箇所があります。
 国道157号につきましては、現在、大野市熊河において約2㎞の改良事業を実施しており、早期完成を図っているところです。残る未改良区間35㎞の整備につきましては、事業完成後の交通状況を確認し、岐阜県とも調整しながら検討してまいりたいと考えております。
 国道365号 栃ノ木峠道路は、福井県と滋賀県を結ぶ路線の一つですが、幅員が狭く急勾配でカーブが多く、冬期間は通行止めとなっています。
 昨年11月に滋賀県の椿坂バイパスが開通したことや、その後の交通状況を確認し、広域的な観光振興や大雪など災害時の防災機能の観点も含め、費用対効果、整備手法等の検討を引き続き進めてまいりたいと思っております。

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奥越地域の観光について

Q.[1]奥越地域における広域観光についてどのように進めていくのか、知事の所見を伺う。
 今後、奥越地域の広域観光を進めていくためには、奥越の豊かな観光資源をテーマやストーリーなどでつなぎ、例えば親子向けには恐竜博物館見学と星空観察、シニア向けには白山平泉寺と酒蔵めぐりなど、奥越ならではのツアーを造成し、訪れる人に新たな発見、感動を提供するツアーを推進してまいります。
 また、恐竜博物館や大野まちなかなどの人気スポットと、ゆめおーれ勝山あるいは宝慶寺など周辺の観光地、あるいは祭りやイベントなどを組み合わせ、滞在時間を延長するとともに、地元商品の購入など、消費拡大を図ってまいります。
 さらに、石川県や岐阜県の県境を接する市では、お互いの開催するイベントでの情報発信や共同での出向宣伝などを行っているところでありますが、今後、北陸新幹線を利用した首都圏からの観光客が、金沢から奥越地域、郡上を通り、白川郷をめぐるコースといった、新たな周遊ルートを共同で開発していきたいと考えております。
A.

北陸新幹線金沢開業にあわせた奥越地域への観光誘客の対策について伺う。
 県では、北陸新幹線金沢開業に合わせ、これまで、首都圏や沿線地域において、本県観光のトップブランドである「恐竜」を前面に出した誘客プロモーションを展開しております。
 開業当日である来月14日には、新宿高島屋や東京駅において、恐竜骨格を展示したイベントを実施するほか、今後も、沿線主要駅などにおいて、「恐竜」を中心とした出向宣伝を実施してまいります。
 また、観光客の周遊を促すため、JRと協力し、勝山コミュニティバスやえちぜん鉄道を含む定額乗り放題切符を発売するほか、恐竜博物館や大野のまち歩きを組み込んだ金沢駅からの定期観光バスなどを用意しております。
 さらに、夏休みには、恐竜博物館開館15周年記念企画展を開催するほか、恐竜博物館を核として自然体験等を満喫する滞在型のツアーを造成するなどし、奥越地域全体への誘客を拡大してまいりたいと考えております。

Q.[2]開館15周年を迎える恐竜博物館について、来館者100万人の観光施設を目指し、第2恐竜博物館の整備を含め、どのような戦略を考えているのか、伺う。
A.

恐竜博物館につきましては、入館者が増加傾向にありますが、全国的な認知度はまだまだ拡大の余地があると考えます。
 今後、来館者100万人以上を目指すには、まずは、新たな全身骨格化石の購入の検討とか、化石発掘調査、国内外での共同調査・研究を進め、展示・研究内容をさらに充実させ、「本物としての価値」を高めることが重要だと考えます。
 また、子どもから大人まで、幅広く多くの県民の皆さんが恐竜や地球の科学や環境問題を総合的にもっともっと知っていただく体制が重要であり、授業の科目と結びつけた教育を強化するなど、様々な工夫を学校教育の場から、スタートさせていきたいと考えます。
 さらに、子どもたち、女性、高齢者など、誰もが親しみやすい施設にするために、ご指摘もございました第2恐竜博物館の整備の可能性、3D映像、動く恐竜、エンターテイメント性のある仕掛けやガイド機能を強化してまいりたいと考えます。
 このほか、恐竜博物館の課題として、入館者数はある程度の数字がございますが、冬の期間など誘客の波がありますので、その閑散期において、民間企業との共動による企画展、雪のイベントなど、入館者増加の工夫に努めてまいりたいと考えます。

Q.[3]文化財である花月楼の現在の保存状態と、観光資源としての活用方法について伺う。
A.

旧料亭花月楼は、繊維の町として賑わった勝山市を象徴する豪奢な建築物であり、築110年以上経過していますが、料亭として使用されていた間、丁寧に維持修理を行ってきたため、専門家の調査では保存状態は良く、当面の間は屋根や柱など大規模な修理を必要とする箇所はないと判断しております。
 所有者が市などによる管理を希望していることから、現在、勝山市や地元団体において、民間団体が主体となった建物の管理や観光への活用方策を検討していると伺っております。
 この建物は、歴史的まちなみや伝統的行事が息づく旧勝山城下周辺地区の中で、かつての繁栄を今に伝える貴重な料亭建築物であり、勝山市のまちなかに観光客を呼び込む「食の拠点」としての活用が期待されるところであります。
 今後、勝山市や地元団体による検討結果等も踏まえ、県としての対応を検討してまいりたいと考えております。

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