県議会報告

松井拓夫の県議会での活動報告です。

2月定例議会自民党県政会代表質問より

観光振興について

Q.[1]福井といえば恐竜、越前がに、東尋坊、三方五湖などのブランドが県外ではイメージされるが、今後、勝山左義長まつりをどのように全国ブランドとして組み込んでいくのか、知事の所見を伺う。
A.

勝山の左義長は、三百年以上、地域住民が小さい頃から参加をして、守ってきているという、明るい朗らかなお祭りと思います。県無形民俗文化財でもあり、すばらしい観光資源であります。
 県においても、これまで、県内外での観光キャンペーンをはじめ、映像、冊子、ホームページなどで魅力を紹介していますが、非常に人気のお祭りと思っております。
 地元では、市内にある旧料亭の花月楼を活用し、観光客が左義長囃子を、2月以外でもいつでも見れるようにとの考えもあり、今後、勝山市とともにその対応を考えたいと思います。併せて食べ物とかお土産の工夫もこれからどんどん必要かと思っております。
 また、県内には、左義長をはじめ、三国祭、敦賀祭、小浜放生祭など、たくさん立派なお祭りがありますので、これをその特長、歴史とともに全国に全体として売り出し、更なる誘客拡大にもつなげていきたいと思います。

Q.[2]勝山左義長が開かれる日には、恐竜博物館の観覧料を半額や無料にするなど周遊性を高めることにより、相乗効果が期待でき、本県の観光振興に有効と考えるが、所見を伺う。
A.

勝山左義長まつりには例年、2日間で約13万人が訪れ、そのうち3割が県外客となっております。こうした県外客を中心に周遊観光していただくことが重要であると考えています。
 地元勝山市においては、現在、まつり会場で周辺観光地のパンフレットやまつりに合わせた酒蔵観光などを行っております。今後とも観光客の周遊を促す取組みをより一層充実していただけると考えています。
 また、恐竜博物館においては、勝山左義長まつりの会場で博物館への来訪を呼びかける半額チラシを配布したこともあります。今後、まつりの観光客や博物館の来館者が相互に訪れるような仕掛けを地元勝山市と考えたいと思います。

Q.[3]勝山左義長をはじめとする県内の観光資源や、越前と加賀の連携による観光素材を新たな旅行商品に組み入れ観光パッケージにすることに対し、県はどのような支援ができるのか、所見を伺う。
A.

広域連携によります誘客拡大については、例えば福井、石川両県と県境を接する8市町などで構成する「越前加賀広域観光推進協議会」において、食イベントや県外での共同プロモーション、両県をまたがる旅行商品の造成などを行っております。
 また、勝山市や加賀市など5市町で構成いたします「越前加賀宗教文化街道推進協議会」において、白山平泉寺や永平寺などを生かしたストーリー性のある旅行商品の開発を促進しています。
 今後、地元市町とも協力し、観光地だけでなく伝統的な祭りや食などの観光資源も結びつけ、観光パッケージ化し、周遊・滞在型の新たな観光ルートを開発し、旅行会社への売り込みを強化してまいります。

Q.[4]「蘇る中世越前の威風〜戦国にいざなう一乗谷と白山平泉寺〜」の日本遺産申請に至った経緯と認定の見通しについて、知事の所見を伺う。
A.

日本遺産は、国内外から観光誘客を推進することを目的に、地域に点在する遺跡や、伝統芸能などを全体につないでストーリーとして認定するものであります。
 第1回の認定を受けた鯖街道や小浜の食などに続いて、第2弾の一つとして、「中世越前の威風」ということで、一乗谷、白山平泉寺を構成要素にひとつの要望をしております。
 この2つの中世都市は、戦国動乱の中で繁栄をし、時を同じくし消滅したということで、非常に特徴のある歴史的な空間であると思っております。これを今後も日本の遺産として、ふさわしいものとして引き継ぐ必要があります。
 文化庁有識者の意見も聞きながら、勝山市、そして福井市とも協議を重ね、共同申請したところです。
 文化庁からは、今回全国から約70件の申請があるということであり、なかなか2回目は厳しいのではと思いますが、よくこの特徴を訴えて、少しでもよい結果がでるよう努力していきたいと思っています。

Q.[5]白山平泉寺と一乗谷朝倉氏遺跡の一体的な世界遺産の登録推進に向けて、世界史的・国際的な視点から価値があると判断されるよう、両遺産に関する調査研究や市の取組みに対する指導・助言を行うべきと考えるが、知事の所見を伺う。
A.

世界遺産の登録に向けては、それぞれの史跡に関する比較調査や研究の高度化とともに、歴史空間の整備や史跡の活用であるなどを進めることが重要です。
 このため、我が国唯一・最大の戦国城下町遺構が残る、特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡につきましては、その文化資源としての価値をより一層高めていくため、日本トップレベルの中世都市遺跡研究を推進し、遺跡の価値や全体像をわかりやすく学べる博物館の整備を進めていく。
 一方で、国史跡の白山平泉寺については、県としても発掘調査事業を支援してきたところですが、史跡指定範囲のほとんどが未調査となっています。勝山市には、発掘調査の進展に努めてもらいたいと考えています。県としては、引き続き、指導・助言を行うとともに、全容解明に協力してまいります。
 それぞれの史跡の調査研究を一層深め、中世の歴史遺産群としての一体的な申請も視野に入れ、世界遺産登録を目指していきたいと考えています。

Q.[6]第2恐竜博物館の基本構想・計画の策定にあたっては、長尾山総合公園全体の将来像も構想に盛り込むべきと考えるが、知事の所見を伺う。
A.

いわゆる第2恐竜博物館の機能、施設内容については、これから決めなければならないことであり、基本構想・計画を策定する中で、専門家や民間事業者の意見も聞きながら検討していきます。
 建設場所をどこにするか、いつ頃までにどうするのかというのは、まだ決まっていませんので、本館とどのような機能分担を図るかも考えなければならないと思います。
 それから、ご指摘の長尾山の公園全体の将来像については、この第2恐竜博物館をどうするのかということと深く関連すると思いますので、地元勝山市とともに、公園全体の魅力アップをどうするか、それから現在でも課題である渋滞緩和、それから周辺観光地との、奥越全体のネットワークをどう考えるか、中長期的な視点に立って総合的に検討していきます。

Q.[7]重点「道の駅」に選定された「恐竜渓谷ジオパーク(仮称)」について、道路管理者として県はどのように整備、活用するのか、また、勝山市に対してどのように支援するのか、所見を伺う。
A.

道の駅 仮称 恐竜渓谷ジオパークは、県立恐竜博物館等を活かした観光・交流拠点として、コミュニティバスによる周遊観光を想定するなど、観光総合窓口としての機能を果たすことを主な特長としておりまして、本年1月に、重点「道の駅」として選定されたところであります。
 勝山市からは、平成28年度以降、国や県、市、関係団体で構成される協議会を設置し、基本構想や基本計画、整備スケジュールなどを議論していくと聞いています。こうした中、他の道の駅と同様に、勝山市が主体となって地域振興施設等の規模であるとか、どのような事業を活用して財源を確保していくかといったことを具体化していくことが重要であると考えています。
 県としましては、設置者である勝山市の意見を十分に聞きながら、道路管理者として必要な施設を整備していくとともに、市が計画する地域振興施設等につきましては、関係部局とどのような支援が可能か今後協議していきます。

Q.[8]外国人誘客に当たり、香港に重点を置くことを提案するが、国・地域別の誘客戦略を設定するなど戦略を持って仕掛けていくべきではないか、知事の所見を伺う。
A.

観光新戦略におきましては、台湾、香港、中国、タイ、シンガポールを重点市場と位置づけ、団体客を中心に近隣府県と連携した誘客活動を展開しております。
 こうした中、食への関心が高い香港につきましては、富裕層を中心に、越前がに等を堪能するグルメツアーを提案しており、平成27年11月までの香港からの宿泊者数は前年同期比8割増の約6,900人となっています。
 今後、東アジアや東南アジアからの誘客に関しましては、上海やバンコクの海外事務所、あるいは香港総領事館とも連携し、各国・地域の訪日観光のニーズや、旅行形態の把握に努め、効果的な誘客活動を展開していきたいと考えています。
 また、来年度からは欧米等からの個人旅行者もターゲットに加え、“ZEN(ゼット イー エヌ、ゼン)”を中核に据えた本県独自の外国人誘客ブランドによる誘客も進めていきたいと考えています。

Q.[9]本県の安全で安心な食を海外でPRし、販路を拡大するため、どのように取り組むのか、所見を伺う。
A.

本県農林水産物の輸出については、来年度「ふくい食輸出サポートセンター」を設置して、主に高い経済成長が見込まれるシンガポール、香港、台湾などをターゲットとして、日本酒、それから伝統的工芸品、また観光などと一体的に進めていきたいと考えています。
 具体的には、秋口に食材が一番揃いますので、シンガポールや香港で福井の食文化提案会や商談会をやる、それから同じくシンガポール、また、台湾において百貨店などにおいて物産展を行う、それからアジア各国のバイヤーとの県内での商談会を行うことで、販路を拡大していこうと考えています。
 また、農林水産物や加工品が安全・安心に生産・製造されていることを証明するグローバルGAPとかハサップ認証などの取得がこの輸出相手国から求められていることが多いため、事業者を対象とした研修会を開催して、それぞれの取得を支援していきたいと考えています。

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教育行政について

Q.[1]知事は英語教育の重要性を訴え、「使える」外国語教育を推進しているが、英語教育を早める必要性およびマイナスの影響についての認識を伺う。
A.

急速に国際化が進み、本県でも観光客の増加、また地元の企業でも海外進出が見込まれる中で、将来子ども達が社会の中で活躍するためには、これまで以上に「使える英語」というものが必要になってくるというふうに考えています。
 英語につきましては、できるだけ早く、柔軟に覚えられる子どものうちから学習を始めることが大切であり、また、そうしたことで子どもたちの負担が少なくなるのではないかと考えております。昨年から勝山市の方では、全小学校で英語を教科化したところ、9割の子ども達が英語を好きと回答するような効果も表れています。
 一方で、母国語である日本語の学習は重要でありまして、本県でも白川文字学、また百人一首等の古典の学習により、日本固有の言葉、また文化を学ぶとともに、新年度からは新たに良書を学級全員で読み通す読書活動を広げるなど、国語力を育成して参りたいと考えております。
 日本語としての国語、また英語という異なる言語を同時に学ぶことが、双方の学習にも良い影響があるとされておりまして、小学校においても、国語教育を基本として、バランスをとりながら英語教育を進めていきたいと思っております。

Q.[2]国体開催を通じて、県民一人ひとりがスポーツを楽しんだり、本県のおもてなしの良さを磨いたりする機運が広がるよう、どのように取り組むのか、所見を伺う。
A.

国体に関連いたしまして、競技力、優勝ばかり考えてはいかんということで、温かいご意見をいただいたところでありますが、もちろんこれについては、競技力を高めて優勝を目指しておりますけれども、何としても大事なのは、県民の健康やスポーツに対する大きな動きといいますか、これをきっかけにやることが一番大事なことであり、福井県民、また来ていただいた方にしあわせになっていただくことが大命題だというふうに思います。
 このため、地域や世代を超えて、「1県民1参加」「1スポーツ」「1自慢」こういう県民運動を盛り上げていきたいと思います。
 具体的には、全市町のスポーツ体験会や健康づくり事業にデモンストレーションスポーツを取り入れたり、会期中に活動するボランティアのおもてなし等の研修を実施するなど、気軽にスポーツを楽しんでいただく「1県民1スポーツ」や、「1県民1自慢」を推進していきたいと思います。
 いずれにしても、冒頭に申し上げたとおり、国体また障害者スポーツ大会は、本県がホストとして開催するものであり、いわゆる国体と障害者スポーツ大会がうまく結びついて、全体として幸せを感じられるような大会にしていきたいと考えております。

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