県議会報告

松井拓夫の県議会での活動報告です。

ふくい高校生県議会より(8月5日「高校生県議会」が開催されました。
 9校の33人が参加し、勝山高校の生徒さんが3名、「3色だんご」というチーム名で質問してくださいました。
 郷土を思うその姿は真剣そのもので、立派で誇らしく思いました。その勝山高校の議員さんの若い視点での質問と、理事者役の県議の答弁を紹介させていただきます。)

Q.[1]議員(仲谷樺純君) 勝山高校の「三色だんご」の仲谷です。
 まず、観光への取り組みについてお伺いします。
 北陸新幹線が金沢まで開通して、福井も観光客がふえました。しかし、その観光客増加の内訳を見ると、日帰りの観光客が多いことがわかりました。
 私は、その原因は福井に宿泊できる施設が少ないからだと考えています。
 例えば、私の住む勝山では恐竜博物館ができてから、勝山に来る観光客が年々ふえています。しかし、恐竜博物館の周辺に宿泊施設がないため、日帰りで帰ってしまう観光客が多いです。せっかく全国的にも魅力ある観光地がほかにも多数あるのに日帰りで帰るのは、福井の魅力が十分に伝わらず、もったいないと思います。
 そこで、北陸新幹線の福井への延伸も控えている今、観光客に長く福井に滞在してもらえるような工夫や計画などが必要であると思いますが、考えを伺います。
A.

Q.[2]議員(東川玖令亜君) 東川です。
 次に自然環境や生活環境など環境問題について、2点ほどお伺いします。
 一つ目は外来種駆除の問題についてです。
 私は小学校のときに、勝山市の天然記念物ミチノクフクジュソウの保全活動を地元の方たちと一緒に行いました。また、中学校のときには、外来種であるセイタカアワダチソウの駆除を行いました。
 毎年、勝山の各学校で駆除活動を行わなければならないほど外来種駆除は深刻な問題となっています。坂井市やそのほかの市でも外来種は多く見られています。
 在来種を守っていくために外来種を駆除しなければなりませんが、解決策について考えを伺います。
 二つ目に荒れ地、空き家問題についてです。
 福井には公園などの公共施設に雑草が生えていて、子供が遊べる状態ではないぐらいの荒れ地が多く見られます。
 また民間の土地でも、適切に管理されていない空き家の増加は全国でも問題視されていて、福井も例外ではありません。
 荒れ地や空き家が多いと、県外から来る観光客の印象も悪くなると思います。
 そこで、荒れ地や空き家の解消の対策をどのように進めていくべきと考えているのか伺います。
A.

Q.[3]議員(千京明日香君) 千京です。
 最後に地域医療についてお伺いします。
 私は福井県の医療レベルは高いということを聞いたことがあります。福井市や坂井市では先進医療が充実しています。しかし、私の地元、勝山には総合病院はありますが、高度で専門的な医療は受けられず、また、医師、看護師の数も少ないです。県全体の医療レベルが高い割に、地方にはその恩恵が受けられていない状況があります。
 勝山のような地方の高齢者にとって、福井市の病院に行かなければならないとき、移動や通院が困難だと考えます。また、地方病院では対応できないような緊急性の高い患者さんが発生した場合、それに対応できる福井市等の病院に搬送しなくてはならず、救命性が低くなります。
 これから、ますます高齢者がふえ、地方病院が重要になってくると思われます。さきに述べた地方病院の医師、看護師数が少ないことも含め、地域医療の充実について考えを伺います。
 ありがとうございます。
A.

■議長(松見俊佑君) 県議会議員、松井君。

 仲谷議員から、福井県の観光についての御質問をいただきました。
 福井県の観光客は、日帰り客が多いのではないか。福井県に長く滞在してもらえるような工夫、計画はどうなっているのかという質問について答えさせていただきます。
 県内のホテル、旅館などの宿泊施設数は、北陸3県で比較すると、石川県が791軒、それから富山県が460軒、福井県は1、067軒と一番多く、潜在的な受け入れ能力はあると考えられます。
 平成27年度、福井県の観光客数は、県外客が前年度より約20%増と大幅に伸びて、全体で約12%増の1、271万人と、過去最高となっております。しかし、宿泊客は265万人と、前年度より1・4%しかふえておりません。
 私は、観光客に長く福井県に滞在して、宿泊してもらうためには、観光地をルート化するといいましょうか、複数の観光地を回ってもらうことが重要であろうと考えております。
 例えば、朝倉氏遺跡から永平寺、そして平泉寺に来ていただき、宿泊をしていただき、朝、恐竜博物館や東尋坊へというルートはいかがでしょうか。福井県は見応えのあるすばらしい観光資源に恵まれております。
 県では今年度から県内6エリアにおいて、複数の市町、観光団体、ほかに必要に応じての商工団体、交通事業者、ものづくり、農林水産事業者も参加をして、周遊・滞在型観光推進エリア創出計画を策定をしております。そして来年度から、ハードやソフト事業を実施する予定です。
 電車やバスの二次交通も充実しなければなりません。
 仲谷議員からの提案を生かし、理事者と議論をもっともっと重ねて、観光の充実を図り、たくさんのお客様に来ていただく元気な福井県を目指していきたいので、県民の皆さん方の、魅力づくりなどの協力をお願い申し上げまして、答弁を終わります。

■議長(松見俊佑君) 県議会議員、島田君。

県議会議員(島田欽一君) 東川議員の質問にお答えします。
 まず、外来種の駆除について、現在国内に生息する海外から来た外来生物の種類は2、000種を超えると言われております。その中には地域固有の生態系を破壊したり、人体に悪影響を及ぼしたり、農林水産業に被害を引き起こすおそれがあるものもあります。
 そこで、平成17年に外来生物法が施行され、侵略的な外来生物が特定外来生物として指定され、平成27年には環境省、農林水産省などにより、外来種被害防止行動計画が策定され、最新の定着状況を踏まえて、防除すべき対象種を明確化しました。本県では17種の特定外来生物が確認されており、セイタカアワダチソウなど、特に被害が甚大な外来生物を対象として、生息、分布状況を把握しており、地域住民と行政等が協力して防除対象に取り組んでおります。
 今後は、その活動を広めていくことが重要であると思います。次に、公園等の公共施設の雑草の管理についてでございますが、公共施設ということですので、それぞれの施設の管理者が、その目的が果たされるように適切に管理しなければなりません。
 よってお尋ねのような、子供が遊べないような雑草の状況であるならば、特別の場合を除き、施設の管理者が適切に管理することになっておりますので、管理者に改善を求めることで解決できると考えております。
 次に、民間の適切に管理されていない空き家についてのお尋ねでございますが、この問題は、御指摘のとおりさまざまな問題が含まれております。今後ますます増加する傾向であると思います。
 福井県の現状でございますが、総住宅数30万9、600戸で、空き家数は4万3、000戸の13・9%となっております。これは47都道府県中26番目となっております。
 空き家に対する問題は、一般的に四つの問題があると言われております。
 一つ目は、建物が倒壊、崩壊、屋根や外壁の落下、火災発生など危険な状態にあり、防災性の低下を招くこと。
 二つ目は、ごみなどの放置により、ネズミやハエ、蚊、野良犬、猫などが発生し、衛生上の悪化や悪臭の発生により日常生活に影響を与えること。
 三つ目は、樹木が家屋を覆うような状態や、多数のガラスが割れていたり、屋根や外壁が大きく傷んでいたりして著しく景観を損なうこと。
 四つ目は、これらのほかに、庭木が道路にはみ出して、通行の妨げになったり、動物のふん尿など臭気が発生したり、シロアリの大量発生などで、地域生活の環境保全を図ることができなくなることです。
 このような状況にならないようにする最良の空き家対策は、少子高齢化及び人口減少を食いとめることであり、老朽化する建物の更新は、基本的には新たな需要に基づくものにほかなりません。
 新たな需要は、人口が減少する中では容易ではありません。特に東川議員のような、若年層の方の大都市への流出を抑え、地方における若年層の定着を図ることが急務であると考えます。県が実施している県内企業の就職の促進や県内大学への進学の促進なども、有効な手段であると考えております。

■議長(松見俊佑君) 県議会議員、佐藤君。

県議会議員(佐藤正雄君) 県議会議員の佐藤正雄です。
 勝山高校の、千京明日香議員から御質問いただきました。
 皆さんが生まれ育ってきている勝山市。また、将来勝山市で結婚され、家庭を持たれる方も少なくないと思います。その自分たちの地域で、医療の体制が充実していくのか、病気でも安心して治療を受けることができるのかは、地域の将来にとっても、大事な問題です。
 振り返りますと、現在の福井勝山総合病院も、かつての社会保険病院時代に存続そのものの危機がありました。そのときに市役所や地域の自治会の皆さんとともに、勝山市議会や私たち県議会議員も存続を求めて国に要望を何度も届けました。
 また、今えちぜん鉄道として存続していますが、電車がなくなったときには、電車の復活を求めて、多くの勝山市民の皆さんや、沿線住民の皆さんの声が福井県庁に届けられ、電車の存続を県議会としても決めたいきさつがあります。
 つまり、自分たちに必要なことは、必要ですと声を上げ続けること、そしてなるべく多くの人と輪を広げて、願いが叶うようにしていくことが大切です。
 皆さんの地元の勝山市のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんは、病院や電車の存続で頑張ってこられました。今度は皆さん方が自分たちの地域をより住みやすい地域にしていくために頑張っていただきたいと思います。
 そこで、勝山総合病院に対しては、福井県と県議会が協力して医療体制の充実を現在目指しております。
 具体的には、県として救急車の支援を行い、救急搬送に備えています。また、自治医科大学からの派遣のお医者さんについても、2人から3人にふやしていただきました。
 さらに、安心して妊娠、出産ができるようにということで、受診は地元で行うセミオープンシステムとなっていますが、これはぜひ勝山市でお産までできるように、県庁の皆さんとも力を合わせて実現していきたいと考えております。
 そして現在、奥越地域の人口は6万人強ですが、2040年には4万人弱になり、5人に2人は65歳以上となります。福井県が策定した計画でも、緊急性の高い脳卒中などの救急医療については、勝山市で行えるように、また、がん医療などの高度医療は、福井市内の病院を活用していただきながら、治療を終えた患者さんが地元で継続した治療を受けることができるような計画をつくりました。
 これを画餅に終わらせないように、私たち県議会も、地元の皆さんの声をバックに、実現を目指してまいります。
 安心して健康長寿で暮らし続けることができる地域にするために、力を合わせてまいりましょう。

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Q.[1]福井県を元気にするための決議(案)

私たち、平成28年度ふくい高校生県議会議員は、これからの福井県を元気にしていくために、今後、次のことに取り組みます。
1.まちづくりへの積極的な参加について
 ・住みよいまちづくりを推進していくため、まちおこし事業、地域の清掃などのボランティア活動に積極的に参加していきます。
 ・お年寄りと子供たちが元気なふるさと福井を目指すために、お年寄りと子供たちをつなぐ場、例えば祭りやイベントなどを企画・実施して、交流を促進していきます。

2.ふるさとへの貢献と情報発信について
 ・私たちを育ててくれた福井県に恩返しをし、ふるさと福井をより良くしていくため、福井県に帰って就職するなど、次の世代の担い手として社会に精一杯貢献します。
 ・県内の若者の定着と県外からのU・Iターンを促進するため、「幸福度日本一」をPRの要とし、福井県の良さを情報発信していきます。
 ・私たちが県外に進学や就職した場合には、交流人口を増やし、ふるさと福井を活気づけるために、福井県の魅力を他県の人に知ってもらえるようアピールしていきます。

3.政治への積極的な参加について ・日ごろから政治や経済問題等に高い関心を持ち、新聞やテレビなど様々なメディアを活用して情報を収集し、正しく理解・判断していくよう心がけます。
 ・選挙については、県内に住む限り投票に行くのはもちろん、県外にいる場合でも、不在者投票などの制度を活用し、選挙権を行使していきます。
 ・家族や友達などに選挙の大切さや必要性を伝え、選挙に誘い、選挙に関心を持つよう促していきます。
 ・県内の学生や県外の大学に進学した福井出身の学生の意見を政治に反映させるため、「福井学生会議」を開催し、県議会や市町議会に政策を提言して、さらに幸せで暮らしやすいふるさと福井にしていきます。
以上、決議します。

 平成28年8月5日
  平成28年度 ふくい高校生県議会
A.

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